出版社・レーベルの紹介文

現代社会の世代間ギャップや生活経験の差から生じるさまざまな問題が、保育現場や親子関係の思わぬ障害となっている。若い保育者を育てることの意義や「大人と子どもが共に育ちあう」ことの大切さを綴った、実習現場から提案。

目次

<第1章:実習に対する不安と期待>
保育の実習って、どんなこと?
Q&A:実習・10の質問
■Q1:幼稚園・保育所の実習って?
■Q2:実習中の言葉・時間・服装・態度は?
■Q3:直接、指導を受ける担任やほかの職員とのかかわり方は?
■Q4:実習のオリエンテーションって、何ですか?
■Q5:園内の掃除って、どうするの?
■Q6:「何回も同じことを言われないように…」と、注意されてしまいましたが?
■Q7:「得意なことはありますか?」と聞かれて困りました
■Q8:「デイリープログラム」と「日案」との違いは?
■Q9:実習中に欠席しなければならない時は?
■Q10:実習中の「困ったこと」って?
実習の準備(園の準備、学生の準備)
実習のプログラム

<第2章:保育の中の実習生>
はじめの保育室で
期待がいっぱい
■事例1:子どもって、かわいい
実習中の不安
■事例2:子どもに頼る姿
実習で試される生活経験の不足
■事例3:雑巾と布巾は、一緒に洗わないで
■事例4:花びんの水の取りかえ方
部分実習(指導案と実際)
■事例5:手遊び『トンネルくぐって ジャンケンポン』
■事例6:絵本『こぐまのエンデ みんなでドボーン』
■事例7:製作『カズー』(おしゃべり笛)
■事例8:食事
子どもから批判される実習生
■事例9:子どもに振り回される
■事例10:子どもの現象だけで判断しようとする
■事例11:子どもの考えが先に進んでしまう
■事例12:ルールの確認の甘さ
子どもの主張を聞き入れて

<第3章:実習生と共に悩み、共に学ぶ>
子ども・実習生・保育者が、共に生活する
■事例13:もみじの葉っぱは きれいだな ハイ!
■事例14:実習の先生は、先生の家来なの?
■事例15:実習生に甘える子ども
■事例16:実習生の遊びの展開に、ドキッ!
■事例17:遊びながらも、全体に目を向けて
■事例18:担任も共に考えあい、研究する
共に学びあうことの大切さ

<第4章:指導計画の立案>
Q&A:指導計画・5つの質問
■Q11:「保育計画」と「指導計画」は、よく保育で使われていますが、実際に実習生が立案するのはどちらですか?
■Q12:実習は、何から考えたらよいのか、まったくわかりません
■Q13:「活動」や「経験」とは、具体的にどういうことですか?
■Q14:「ねらい」と「目標」とは、違うのですか?
■Q15:子どもを理解するための方法は?
日案作成
■事例19:指導案立案のための相談
■事例20:保育を具体的にイメージする

<第5章:1日実習の体験>
1日実習のための準備実習
■事例21:どうして泣くの?
■3歳児クラスの子どもと実習生
■事例22:実習生の成長の記録
1日実習
1日実習修了に当たって
実習後の「反省協議会」
1日実習で学んだこと

<第6章:実習最後の日>
子どもたちとの別れの日
■事例23:子どもたちからのサプライズ
■事例24:子どもたちの涙
■事例25:子どもを理解する気持ち
■事例26:叱ってくれて、ありがとう
涙の別れは、出発への第一歩

<第7章:座談会 保育者を育てるために>